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師走餅鬼餅
作詞 浦崎芳子
作曲 普久原恒男
歌 仲本晶盛
歌 鶯ひよこ組
一 師走ムーチー 鬼餅
年ぬ嘉礼どぅ 願ゆんどー
サンニンガーサに クバぬ葉
師走ムーチー 鬼餅
二 餅 造いし楽しみに
寒さんうじらん アンマーとぅ
カーサ洗たい 井さちゃい
鍋んガサガサ 洗とーてぃ
三 力 餅 大ぎ大ぎとぅ
くしきに並びてぃ アンマーが
頭数ゆでぃ 手さんみん
ハガマにうちきてぃ んぶちょーてぃ
四 兄ぬ鬼や 海後てぃ
妹ぬ企まー 山後てぃ
とぅん立ち座し 見したりば
鬼や驚ち はんたんかい
五 んぶし汁や門口に
持っち行ぢゃーに いーけーらち
鬼足ぬ 入らん如
人喰鬼ぬ 寄らんぐとぅ
六 ムーチー喰でぃぬ うぬ葉や
あじまー結びし はしる口
くんち下ぎとてぃ 足返し
やなむん鬼ぬ 寄らんぐとぅ
七 サンニンガーサや あん香ばさ
カーサ餅 あんまーさぬ
師走八日 忘んなよー
師走ムーチー 嘉礼なむん
師走ムーチー 鬼餅
師走ムーチー 鬼餅
1.島唄ぬ情
2.島造い
3.春ぬみやらび
4.藍染ぬ情
5.サニン花
6.オートクガニー
7.島や若夏
8.かりゆし雨小
9.蘭の花
10.満名川ぬ泉
11.本部大漁
12.師走餅鬼餅
13.正月のうた
14.花ぬ沖縄
15.カチャーシー
■解説
昔々のこと兄と妹の兄妹が居ました。妹は大変気立てのよい妹でした。或る日のこと世間の人から、妹は貴女の兄は人喰い鬼だと聞かされました。妹は兄を確かめて見ました。すると世間の噂通り事実であるので大変悲しみ、どうしたらよいのか教えて下さいと親のトートーメーに向かって泣いて願っていました。すると親のたましいが夢枕に立って、餅を作りサンニンに包んで海岸に連れて行き、兄は海を後にしてすわり餅を広げて食べながら、口は餅を喰う口、ここは鬼を喰う口と陰部をあけて見せなさいと親が教えてくれた。妹は親から教えられたようにした。兄の鬼はびっくりして、後にひっくり返り海に落ちて死んでしまった。鬼は退治されたので、それからはカーサー餅はかりゆしである、鬼退治の餅であると言うことで、師走八日は各家でカーサー餅鬼ムーチといって餅を作ってかりゆしの願いをします。ムーチー折目といって御先祖様も拝みます。子供たちは自分の歳の数だけ柱に下げてよろこびました。餅の蒸し汁は門口にもって行き、鬼が入らぬよう鬼の足払いをする。食べた後のカーサはアジマー(十字)に結び厄除けにする。昔から代々うけ伝えられています。
1988年作 浦崎芳子
民謡鶯組の館 〒904-2205 うるま市字栄野比51-1 TEL098-962-8107